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8月16日




昨日、今日は事務スタッフはお盆休み、私は溜まっている仕事の処理を行っていますが、午前中は来客がある予定です。

ところで管理組合の役員、とりわけ不動産業に携わっている方はマンション管理を舐めています。
彼らにとってマンション管理は賃貸管理と同程度のレベルとカン違いしているようです。
(分譲)マンション管理と(賃貸)マンションは違います。後者は所詮ブローカー的発想ですからマンション建物・設備の維持管理は安い業者を競わせ、場合によれば業者からバックマージンを取る事をマネジメントとカン違いしています。

(分譲)マンション管理は管理組合役員に共創(co-creation)の理念が無ければマンション・マネジメントはできません。
街の不動産業者のように口先だけで商売ができるほど甘くはありません。
当NPOにもマンション管理士の資格を有しながら不動産業を営んでいる会員が所属していますが、彼らの仕事は緻密です。
しばしば彼らの仕事に敬服します。

共創には業務委託者(管理組合)と業務受託者(管理会社や設備保守業者)や請負業者には共通の理念が必要です。単純な委託と受託・請負のビジネス上の関係ではありません。
その関係をコーディネートとコンサルティングを行うのがマンション管理の専門家である当NPOです。

出来の悪い管理組合の役員はマンション管理士を管理会社と同じ扱いをしますが、マンション管理業務の受託者(管理会社)や建物・設備の保守管理業者(各種業者)とマンション管理士は違います。マネジメント的発想で説明しますと、前者がラインで後者はスタッフです。

企業の総務・会計・現業部門・販売部門等のライン組織と違い戦略的な部門を担うスタッフとは役割が違います。
経営の格言の一つに「悪貨は良貨を駆逐する」がありますが、スタッフをライン扱いすると事業は迷走します。

管理組合の役員はこれができないからマンション・マネジメントを理解できないと私は思います。