マンション3法

7月13日

マンション学会には様々なジャンルの専門家が研究し論文を発表しています。
最大勢力は法学系です。大学の先生とか弁護士が主ですが、マンション管理適正化法を専門にしている学者は少ないようです。
その原因は不明ですが、マンション管理適正化法が行政法であり、研究の対象として面白くないのかも知れません。
次が建築系ですが、感覚的に法学系の半分の勢力ですかね〜
無論、マンション管理士も散見されますが存在感は薄い印象を受けます。

ところがマネジメント系の学者や専門家は見かけません。
だから私はマンション学会でも異端です。

最近ようやくマンション管理をマネジメントとして捉える学者の論文も見かけますが、まだまだ少数ですし存在感は薄いようです。

私の場合、マネジメントの専門家と言うより実務家に近いです。
最近はマンション学会への論文提出を怠っていますが、とにかく論文を書く時間がないのが現状です。
走りながら二つの法人のマネジメントの実践をしながら思考するので精一杯です。

たとえば保険代理店。約40年間、保険代理店として生き残っていますが主にマーケティング戦略が功を称していると自画自賛しています。
多くの保険代理店が悪戦苦闘している中で私が創業した店はM&Aに背を向け、大衆物件をマーケットにせず富裕層や企業物件をターゲットにしていますので経営効率が良いのが自慢です。

NPOも最近やっと足に地が付いた経営ができるようになってきました。
マネジメントはマーケティングと表裏一体の関係にあることを多くのマンション管理士は気付いていません。
保険代理店経営もそうですが、顧客の支持を得るには独自性が必要で、行政の支援を受けない自前のセミナー開催、管理組合(顧客)が期待する商材の開発(例えば無料診断や業者バンク等)することで顧客の囲い込みができるのです。

私は日々進歩していると自覚していますが、私の周りの管理士達はマネジメントやマーケティングをもっともっと勉強する必要があります。
そうそう「行動経済学」はマネジメントやマーケティングに欠かせませんよ。

自慢臭いと思ったら勘弁してください。